家族みんなで! 続けられる収納術

「すっきりとした部屋にしたいのに、おもちゃが散らかってイライラする」「学校からもらったプリントが行方不明に…」。子育て世代によくある悩みが、おもちゃや学校からの配布物の片づけ方です。今回は、3児の母であり、整理収納アドバイザーとインテリアコーディネーターとして活動する堀井紘子さんに、無理なく続けられる収納術について伺いました。

■「お片づけタイム」を習慣に



毎日片づけても、すぐに散らかってしまうおもちゃ。だからといって、そのままにしておいたり、思いついたように「片づけなさい」と子どもに怒ってしまったりするのでは、片づけ上手にはなれません。まず、親子で「1日に一回、おもちゃを片づける」というルールを決め、片づける習慣を作ることが大切です。「物を出したままでもよい」という意識が定着してしまうと、成長してからも片づけを後回しにしてしまいがちです。夕食前や就寝前など、ライフスタイルに合わせて一日1回の“お片づけタイム”を設けましょう。

1、2歳の頃は親子で一緒に片づけながら、出したものはしまうという意識づけを行います。物の分類がわかるようになる3歳を目安に、少しずつ自分で片づけるようにしていくとよいでしょう。

 

 

■成長段階に合わせた収納場所を

子どもにすすんで片づけてもらうには、子どもの目線に立って、片づけやすい収納を用意することがポイントです。高い棚の上や、蓋の開け閉めが面倒な収納ケースに片づけていないかなどをチェックしましょう。

あらゆるおもちゃを一つの大きな箱に入れる収納は、誰でも簡単に片づけられるのがメリットですが、遊びたいおもちゃをすぐに見つけられず、箱をひっくり返して探すため、かえって部屋が散らかってしまうというデメリットもあります。サイズの大きなおもちゃであれば、箱にどんどん入れていく収納もよいですが、ままごとセットやブロック、ミニカーなど小さいサイズのおもちゃが増えてきたら、分類できる収納を用意しましょう。その際、何をどこに片づけるのか一目でわかるように目印を付ければ、片づけが断然楽になります。文字が読めないうちはおもちゃの絵や写真を、文字を覚えたら名称を書いたラベルを貼るのがおすすめです。こうすれば家族みんなで片づけられ、遊びに来た友達にも収納場所がわかりやすく便利ですよ。

 

■学校での配布物は厳選して保管

学校からもらうプリントは、行事予定表や給食の献立、参観日のお知らせなど種類も量も多く、きちんと整理しておかなければ必要な時に見つけられなかったり、提出期限を過ぎてしまったりすることに。返事が必要なものは、色のついたクリアファイルに入れるなど区別しておき、それ以外の後で見返す可能性があるものは別のファイルに整理しましょう。

子どもがランドセルの中身を出し入れする場所の近くに、プリントを置くトレイを用意すると、自らプリントを出す習慣づけになります。そのトレイの近くに、プリントを整理するファイルを保管しておけば、必要に応じて親も子どもも確認しやすくなるでしょう。

 

最近では、プリントやスケジュールの管理にスマートフォンのアプリを活用する方が増えています。学校や習い事のプリントをアプリで撮影し、兄弟姉妹別に分類しておけば、外出先でプリントが手元になくても予定を確認したり、家族で共有したりと大変便利です。アプリによっては、期限や日程の通知を設定できるので、うっかり忘れの防止にもなります。保管する紙の量を減らすことができるのもメリットですね。

 

片づけ習慣を長続きさせるには、親が一方的に片づける時間や場所を決めるのではなく、子どもと相談してルールを作るのがコツです。家族みんなで取り組めるルールを作っていけるといいですね。

 

【取材協力】

「igokochi~居心地のいい家づくり」主宰

整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター

堀井紘子さん